31 用語
すべてのFXトレーダーが知るべき基本用語
10 用語
チャートパターン、指標、分析手法
7 用語
経済指標と市場のファンダメンタルズ
5 用語
リスクコントロールと資金管理戦略
5 用語
複雑な戦略と機関投資家向け概念
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市場の仕組みと主要参加者
ピップは、通貨ペアの価格変動を示す最小単位です。多くの通貨ペアでは小数点以下第4位(0.0001)、円絡みのペアでは小数点以下第2位(0.01)が1ピップに相当します。
スプレッドは、通貨ペアの買値(ビッド)と売値(アスク)の差額を指し、取引コストを表します。ブローカーや市場状況により変動します。
レバレッジとは、少額の証拠金でより大きな取引額をコントロールできる仕組みです。通常「100倍」や「25倍」などの倍率で表されます。利益を拡大する一方、損失も拡大します。
証拠金は、レバレッジ取引を行う際に必要な預け入れ資金で、取引総額に対する一定割合(%)で設定されます。
通貨ペアは、2つの通貨の交換比率を示します。左側が基軸通貨(ベース通貨)、右側が決済通貨(クォート通貨)です。価格は基軸通貨1単位に対する決済通貨の数量を表します。
基軸通貨は通貨ペアの最初の通貨です。売買される通貨であり、通貨ペアを買う場合は基軸通貨を買い、決済通貨を売ることになります。
決済通貨は通貨ペアの2番目の通貨です。基軸通貨の価値を表し、基軸通貨1単位を購入するのに必要な決済通貨の数量を示します。
ロングポジションとは、価値上昇を期待して通貨ペアを買うことです。ロングする場合、基軸通貨を買い、決済通貨を売り、為替レートが上昇すれば利益を得ます。
ショートポジションとは、価値下落を期待して通貨ペアを売ることです。ショートする場合、基軸通貨を売り、決済通貨を買い、為替レートが下落すれば利益を得ます。
買値(ビッド価格)は、買い手が通貨ペアに対して支払う意思のある最高価格です。基軸通貨を売却できる価格で、常に売値より低く設定されます。
売値(アスク価格)は、売り手が通貨ペアに対して受け取る意思のある最低価格です。基軸通貨を購入する際の価格で、常に買値より高く設定されます。
レバレッジは、実際の資金より大きなポジションを建てることができる仕組みです。例えば100倍レバレッジなら、1万円で100万円分の取引が可能になります。
証拠金は、レバレッジ取引を行うために必要な担保資金です。必要証拠金は取引量とレバレッジ倍率によって決まります。
マージンコールは、証拠金維持率が一定水準を下回った際にブローカーから発せられる追加証拠金の要求です。
通貨ペアは、FX取引で売買される2つの通貨の組み合わせです。左側が基軸通貨、右側が決済通貨と呼ばれます。
ロットは、FX取引における標準的な取引単位です。1スタンダードロット=10万通貨、1ミニロット=1万通貨が一般的です。
ロングポジションは、価格の上昇を予想して通貨を買うポジションです。「買いから入る」とも言います。
ショートポジションは、価格の下落を予想して通貨を売るポジションです。「売りから入る」とも言います。
ストップロスは、損失を限定するために設定する決済注文です。予想と反対に価格が動いた際に自動的に損切りされます。
テイクプロフィットは、利益を確定するために設定する決済注文です。目標価格に到達すると自動的に利食いされます。
スリッページは、注文価格と実際の約定価格の差です。市場の流動性や注文のタイミングによって発生します。
スワップポイントは、通貨ペアの金利差によって発生する損益です。高金利通貨を買い、低金利通貨を売ると受け取れます。
ボラティリティは、価格変動の激しさを表す指標です。高いボラティリティは大きな利益機会と損失リスクを意味します。
流動性は、市場での売買のしやすさを表す指標です。流動性が高い市場では、大きな価格変動なしに取引できます。
FX取引における取引単位の大きさ。標準ロット(10万通貨)、ミニロット(1万通貨)、マイクロロット(1,000通貨)があります。
世界で最も取引量が多く流動性の高い通貨ペア。EUR/USD、USD/JPY、GBP/USD、USD/CHF、AUD/USD、USD/CAD、NZD/USDの7つです。
USDを含まない主要通貨同士の組み合わせ。クロス通貨とも呼ばれ、EUR/GBP、EUR/JPY、GBP/JPYなどがあります。
新興国通貨や取引量の少ない通貨を含むペア。USD/TRY、EUR/ZAR、USD/MXNなど。スプレッドが広くボラティリティが高いのが特徴。
現在の市場価格で即座に売買を実行する注文方法。確実に約定しますが、スリッページが発生する可能性があります。
指定した価格で売買を行う注文方法。現在価格より有利な価格を指定し、その価格に達した時に自動的に約定します。
指定した価格に達した時に成行注文を発動する注文方法。主に損切りや利益確定、ブレイクアウト狙いに使用されます。
FX市場の主要な取引時間帯。東京、ロンドン、ニューヨークの3大セッションがあり、それぞれ異なる通貨ペアが活発に取引されます。
注文価格と実際の約定価格の差。市場の流動性や値動きの激しさによって発生し、特に重要指標発表時に起こりやすいです。
ポジションを翌日に持ち越す際に発生する金利差調整額。高金利通貨を買い、低金利通貨を売る場合はプラスになります。
一定期間の価格の平均値を線で結んだテクニカル指標。トレンドの方向性や強さを判断するために広く使用されます。
Relative Strength Indexの略。価格の上昇・下降の強さを0-100の数値で表し、買われすぎ・売られすぎを判断します。
Moving Average Convergence Divergenceの略。2本の移動平均線の差を表すテクニカル指標で、トレンドの転換点を捉えるのに有効です。
移動平均線を中心に標準偏差で上下のバンドを描いたテクニカル指標。価格のボラティリティと相対的な高安を判断します。
サポートは価格が下落時に反発しやすい水準、レジスタンスは上昇時に反落しやすい水準。重要な価格帯を示します。
フィボナッチ数列に基づく比率(23.6%、38.2%、50%、61.8%)を使って、価格の押し目や戻りの目標を予測するツールです。
ローソク足の組み合わせから相場の転換点や継続を予測するテクニカル分析手法。日本発祥で世界中で使用されています。
価格の高値同士や安値同士を結んだ直線。トレンドの方向性と強さを視覚的に表現し、サポートやレジスタンスとしても機能します。
価格が重要なサポートやレジスタンス、トレンドラインを突破すること。新しいトレンドの始まりを示すことが多いです。
国内で生産された財・サービスの総額。経済規模と成長率を示す最重要指標で、GDPの成長は通貨高要因となります。
中央銀行が設定する基準金利。通貨の価値に大きな影響を与え、高金利通貨は買われやすく、低金利通貨は売られやすい傾向があります。
物価の持続的な上昇現象。適度なインフレは経済成長の証拠とされ、通貨高要因となりますが、過度なインフレは通貨安要因となります。
米国の雇用統計の中核指標。農業以外の分野での雇用者数の変化を示し、毎月第1金曜日に発表されUSDに大きな影響を与えます。
国の金融政策を担う機関。政策金利の決定、通貨供給量の調整、金融システムの安定化を行い、為替レートに大きな影響を与えます。
損失を限定するために設定する自動決済注文。指定した価格に達すると自動的にポジションが決済され、それ以上の損失を防ぎます。
利益を確定するために設定する自動決済注文。指定した価格に達すると自動的にポジションが決済され、利益を確保します。
1回の取引における潜在的な損失に対する潜在的な利益の比率。1:2以上の比率が推奨され、長期的な収益性の向上に重要です。
口座残高に含み損益を加減した実質的な資金額。新規ポジションの建玉可能額やマージンコールの判定に使用されます。
複数の通貨ペアや時間軸に投資を分散することで、リスクを軽減する投資手法。相関の低い資産に分散することが重要です。
数秒から数分の短時間で小さな利益を狙う取引手法。高い集中力と迅速な判断が必要で、1日に数十回以上取引することもあります。
数日から数週間ポジションを保有する中期的な取引手法。トレンドの波を捉えることを目指し、日足や4時間足を主に使用します。
低金利通貨を売って高金利通貨を買い、金利差(スワップポイント)を狙う取引手法。長期保有が前提となります。
同一資産の価格差を利用してリスクなしに利益を得る取引手法。異なる市場間や時間差を利用した裁定取引です。
コンピュータープログラムを使って自動的に売買を行う取引手法。感情を排除し、一定のルールに基づいて取引を実行します。
市場に流動性を供給する金融機関。大手銀行やヘッジファンドなどが該当し、常に売買価格を提示します。
FX取引用語集について、よくある質問にお答えします。